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バイオγ-リノレン酸について

 About bio γ-linolenic acid


供給源の限られていたγ-リノレン酸が、微生物を使って生成することで、大量生産が可能になり、健康補助食品や化粧品をはじめ、さまざまの分野に利用され始めています。


γ(ガンマ)-リノレン酸とは?

 γ-リノレン酸(ガンマ-リノレン酸)とは、私達の体にとって必ずなくてはならない脂肪酸(必須脂肪酸)の一つです。よく似た言葉で“リノール酸”というものがありますが、これも必須脂肪酸の一つで、食用油などによく含まれています。

 γ-リノレン駿は、このリノール酸から体内で作り出されるものなのです。作り出されたγ-リノレン酸は、私達の体の中で様々な働きをする物質に作り変えられていきます。その中の一つに、かゆみの原因とされている“ヒスタミン”を細胞の外に出さないようにする、“抗アレルギー作用”があります。


微生物発酵バイオγ-リノレン酸とは?

 γ-リノレン酸は月見草、ルリチシャ、黒スグリから抽出することは可能ですが、栽培する地域や品種によって、含有量や成分組織にバラツキがあるだけなく、海外の生産地に頼るしかないため、供給も不安定でした。事実、1997年のエルニーニョの影響で、それらの植物が不作となり、供給が困難になった経緯があります。

 ところが、バイオγ-リノレン酸は、天然の原材料(ブドウ糖)、自然の微生物によって生産されるので、安定供給が可能なだけでなく、熱や酸化にも動じません。そして、γ-リノレン酸の含有量が他のものに比べて高いのが特長で、健康補助食品や化粧品のみならず、他分野の製品に利用されています。


γ-リノレン酸油脂の脂肪酸組成
(%)
ムコール油
月見草油
ボラージ油
サラダ油
ミリスチン酸
1.1
0.1
0.1
0
パルミチン酸
15.3
6.8
10.6
6.6
パルミトレイン酸
2.1
2
0.3
0.2
ステアリン酸
1.2
1.5
3.6
2.5
オレイン酸
38.3
9.3
16
43.5
リノール酸
15.5
72.3
40.1
35.1
ガンマ-リノレン酸
25.3
8.8
22.8
0
アルファ-リノレン酸
0
0
0
9.6
アラキジン酸
0
0.2
0
0.4
エイコセン酸
0.6
0.3
4.0
1.0
エルカ酸
0
0
2.3
0
その他
1.6
0.5
0.2
1.1


微生物発酵GLA(γ-リノレン酸)・ムコール油の優れている点

 バイオで生産したGLA油脂・ムコール油は、植物由来の物に比べ、リノール酸が少なく、オレイン酸が多いのが特徴です。一般に多価不飽和脂肪酸を多く含む油脂は酸化されやすく、食品や化粧品原料として使用する際には問題になります。

 しかし、バイオGLA油脂・ムコール油は、GLAが多いけれどリノール酸が少ないため、全体の多価不飽和脂肪酸量は植物由来の物より少なく、優れた酸化安定性を持ちます(リノール酸が多く含まれていると、身体にとって不都合な過酸化脂質ができやすくなります)。

 右図は、各油脂20gずつを規格ビンNo.11に秤り取り、開放系、60℃で保存。継時的に過酸化物価(POV)を測定しました。このように、実際に酸化加速試験を行ったところ、ムコール油が最も酸化されにくいことがわかりました。


γ-リノレン酸油脂・ムコール油の製造方法






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